9月21日から9月議会が始まりました。今回提案された補正予算の総額は、814億5,484万余円で、一般会計で788億1,167万余円、企業会計で26億4,317万余円が増額補正されます。新型コロナウイルス感染症対策では、医療体制の強化、宿泊療養施設運営、自宅療養者への交付金、訪問医療機関への交付金、相談窓口の経費等、年度末までの所要額を見込んでいます。さらにオミクロン株対応ワクチン接種開始に向けて、大規模集団接種会場の開設期間延長や高齢者施設への巡回接種、感染症発生の介護事業所等への支援を継続します。
インフルエンザの同時流行を見据え、高齢者に対するインフルエンザワクチンの定期接種事業を行う市町村の費用を助成します。原油価格・物価高騰による影響緩和のため、総合緊急対策を進める等、早期議決を行いました。11月1日には、いよいよジブリパークが開園します。周辺の渋滞緩和のための道路整備や駐車場整備等、開園までに多くの課題に取り組まなければなりません。
2日目には自民党研修会が行われました。「カーボンニュートラル社会を見据えた中部圏におけ水素利用について」とのテーマで、講師として中部圏水素利用協議会会長、トヨタ自動車株式会社Executive Fellow寺師 茂樹氏をお招きし、講演を伺いました。空気中に水素は約30%以上あり豊富にあること、水素を燃やすと水が発生し、CO2が削減でき地球温暖化を防ごうというものです。
理論上は画期的な意見ですが、現状はなかなか進んでいません。春日井市内においても水素ステーションは1か所しかなく、「ミライ」という車は気軽に買えるような価格ではありません。トヨタはEVにも力を入れて、災害時にはその電力を利用し、避難生活をサポートすることもできると紹介がありました。電気自動車か水素自動車か、時代はどんどん変化しています。